出生前診断をした時のこと②我が家の方針を決める。

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前回のお話↓

出生前診断をした時のこと①NTの異常。

遺伝子カウンセリングの先生とお話をした時に言われた事。それは、夫と良く話して我が家の方針を考えること。

つまり、異常が見つかった場合に子供をどうするのか…

さようならするのか、その後も妊娠を継続して産むのか…

染色体異常の場合、13、18トリソミーだと妊娠中にも胎児が亡くなってしまう事もある。

21トリソミーは所謂ダウン症と呼ばれている。

ダウン症だと生まれてからも色々と手術をすれば今の医療では60歳くらいまで生きられる可能性がある。

また見た目には何も異常も見られないが、生殖機能に異常があって将来子供が持てない…という染色体異常も絨毛検査や羊水検査をする事で分かってしまう。

あらゆる可能性を1つずつ話し合って、22週までに決断しなければいけない。

 

我が家の方針は…13、18、21トリソミーの場合は、さようならする。

それ以外はまた考えよう…と。

 

13、18はそもそも生まれてきても数年しか生きられない可能性が高く、ずっと病院で過ごしたり辛い処置を沢山しないといけないから、生まれてきて辛いことしかないのはその前にさようならした方がいいという話になった。

21は、結構意見の分かれるところでしょうが私たちはさようならする事にしました。

色々なサポートをすれば日常生活も出来るでしょうし、知能が高い子なら大学にも通えます。

でも私達が死んでから、誰がサポートするのでしょうか?

長生き出来るからこそ考えてしまいます。私と夫が死んだ後のことを。

 

また、私の年齢では染色体異常の可能性より心臓の先天性奇形の可能性の方が高いと言われ、心臓の疾患なら生まれてからの手術で生き延びれる人も多いと聞きました。

でも私は学生時代に先天性の心疾患で何度も手術してる子を受けもたせて頂き、その子と家族のリアルな生活を見ていたので…

それもまた決断が難しいな…と思いました。

生き延びられるから、とかそんな簡単な事では無いですよ。

お母さんは付きっきりで病院生活を送って、子供も点滴等で自由に動けない…発達もどうしても遅れてきてしまいます。

どこで線引きをするかはわからないけれど、その重症度によっては先天性奇形もさよならするしかありません。

 

我が家は夫の仕事が忙しく、平日は私が1人で子育てする事になります。

近くに頼れる親や親戚もいません。

そして私自身も昔事故に遭って以来、その後遺症で首の痛みや疲れやすい等あり、あまり体力に自信がありません。

そういう事も考慮すると、障害が重い子を育てられないのが現実です…

 

次は初期の精密超音波検査の話をします。

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