頭蓋変形外来①<初診までの道のり>

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3900gで生まれたウェウェちゃん。

生まれた時から頭が歪んでいました。

産んで暫く貧血と体の消耗が激しくてあまりウェウェちゃんの事が見えてなかった気がします。

最初に気づいたのは夫。「後頭部でこぼこしてない?」

なんだかそう言われたらそうなんだけど、素直に認められなかったように思います。

産後暫くはホルモンバランスの乱れで気が立っていたので、ウェウェちゃんの外見を指摘されるととってもイライラしました!(笑)

別に悪い意味じゃなくても「お前のせいだ!」と言われてる気がしてイライラするか聞く耳を持たないか、という対処方法を取っていたと思います。

だから夫に言われたウェウェちゃんの頭の形の事、本当は自分でも歪んでいると思ってたけど、綺麗な頭で産んであげられなかった私への嫌味にしか聞こえず無視し続けました(笑)!

夫は何度か私に言いました。「矯正のヘルメットがあるから、一度見てもらったら?」と。

言うのはタダですけど、連れて行くのは私です。

大きな大学病院は待ち時間も長いですし、まだ首も据わっていない、すぐ泣く7kgの子供を抱えて出かけるのはハッキリ言ってしたくなかったです。

「一緒に行こう」ならまだ分かりますが、完全に丸投げな態度にホルモンバランス崩壊中の私は拒否!

 

それから数ヶ月経ち、少しホルモンバランスが安定し始めた頃、ようやくウェウェちゃんの首が据わりお出かけも私1人で2.3時間なら可能になってきました。

もう夫は頭の形の話をあまりしなくなってきていました。

私は密かに気になっていて、保健師、かかりつけ医、助産師などの医療者に会う度意見を求めました。

そしてみんな答えは同じ。

「月齢と共に改善されるだろう」と。

臥床時間が短くなるにつれ丸くなっていくとのこと。

 

そうだろうか。

この絶壁が何年かすれば丸く⁇

 

ただ、かかりつけ医は東京女子医大でヘルメットで矯正する方法をやっていると教えてくれました。

しかし、かかりつけ医もまた、ヘルメットでの矯正に懐疑的な様子。

 

こんなに色んな人に聞いて治ると言われているから治るんだろう…

そう思い込むようにしました。

 

それからウェウェちゃんは寝返りが自力で出来ると1日のほとんどをうつ伏せで過ごすようになりました。

少しずつ丸くなるのかな、と思っていたが変化は全くなし。

 

…なんだか不安が募っていきました。

このままだとこの状態で骨固まるな…

 

そんな時、いつもフォローしている大渕愛子弁護士のブログで実際にヘルメット治療を始めたと書かれており興味を持ちました。

初診で説明された医師の話や、大渕弁護士が治療を決断した時の事がかかれていて、ウェウェちゃんもするならもうリミットが近づいている!と急に焦ったのを覚えています。

 

それから女子医大に電話してみました。最初は受付の人でしたが、少し質問をすると担当医に代わってくれました。

月齢のよりだいぶ大きな子供だが、まだ間に合うだろうかと聞くと、月齢と骨の硬さは比例せず、その子によって違うのでまずは外来に診せに来てくださいと。

まだ間に合うかも!と思いました。早く予約しないと!

予約はその週は満杯で翌週14:00に入りました。

 

ここで耳を疑うような言葉を医師と受付から言われました。

「待ち時間は5.6時間です」

続く

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